Tak Matsumoto

高校入学と同時にギターを始め、既に学生時代から音楽コンテスト、ライブハウス、学園祭などに出演。その後、通っていたギター・スクールの講師に実践での演奏を勧められ、同時期に作成していたデモテープが音楽プロデューサーの目に留まったことがきっかけで、セッション・ギタリストとしてプロ活動をスタート。数多くのミュージシャンのスタジオワークに参加しながら、次第にスタジオ以外にも活躍の場を広げていく。複数のコンサートでサポート・ギターを務めながら、1988年5月にソロギタリストとしてアルバムをリリース。ギタリストとしての知名度を高めていく一方、兼ねてから構想していたバンドを結成し、同年9月21日にB’zでデビューを果たす。
1999年6月、世界No.1のギターメーカー・ギブソン社から、当時、世界で5人目、日本人として初のレスポール“シグネチュア・アーティスト”に選ばれる。
2004年11月、松本自身がギタリストを中心とした弦楽器奏者のためのレーベル“House Of Strings”を立ち上げ、第一弾として、アルバム「House Of Strings」を発表。クラシックの殿堂・サントリーホールでの東京都交響楽団とのコラボレーションライブを新たにスタジオレコーディングした本作は、ギターとオーケストラによる繊細かつ雄大な “弦”-Strings- が生み出す音世界を体感できる作品として話題を呼ぶ。
2010年6月、ジャズ・フュージョン界の名匠、ラリー・カールトンとの共作アルバム「TAKE YOUR PICK」を発表。作曲家としても比類なき日米を代表するトップ・ギタリストの共演は、世界的に高い評価を得て、2011年開催の第53回グラミー賞にて“最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム”受賞という栄誉に輝いた。
卓越したギタープレイ、流麗なメロディーを奏でる独自のトーンは、普遍的な心象風景を呼び起こし、B’zの創作・ライブ活動と並行して、今現在も精力的にソロ作品のリリースや他アーティストへの楽曲提供、ギター演奏の参加を行い魅了し続けている。